なぜ秋になると決まってアトピーはひどくなるの?
秋になって、そして冬になる。
この国の美しい季節の変わり目を、紅葉ではなく、最近はやりのハロウインではなくて……そう、そうです!
肌の乾燥で感じる!
季節が変わったことをチクチクしだした肌で感じる!
あなたもそうですか? もちろん私もそうでした。
アトピーが激化するのは春が多かったですが、そのまま治らず秋になって辛さが固定化される。
けれど、春もうっとおしく、桜を見ても晴れがましくなくて、
夏の汗の痒みでヘトヘトになり、そのまま乾燥の季節になってしまう。
結局は一年中アトピーのお世話ばかり。
春がなぜ辛くなるかは、またお話ししましょう。今日は秋はなぜあなたを苦しめるかです。
それは、空気が乾燥しているからだけでなく、「肺」が乾燥しているからです。
中医学では肌と肺は連関しています。
肺は常に湿っているものなのですが、秋はその肺が乾燥するのです。
湿っている肺は全身に湿り気を送るポンプのような機能があります。
しかし、この季節、肺は乾燥しています。湿気を全身に送ることができず、だから皮膚も乾いてしまうのです。
さらに湿度が下がっているので、ますます皮膚は乾いてしまうのです。
やっかいなことに、この季節、肌寒いから厚着をしている。汗ばんでしまう。
だから、痒くなる。夏以上につらいかも知れませんね。
まずは、乾燥をしているのでスキンケアで保湿はしておきましょう。保湿は肌の乾燥を湿らせて、痒みの原因を緩和させるからです。
しかし、
スキンケア用品の選び方や保湿の手順を間違えると、効果は上がりません。
正しい商品と手順をふまえた対策が改善につながるのです。
そのことについては、
アトピーに有効な保湿手順と保湿成分をお読みください。
昨年と同じつらい季節になるのは避けませんか?
たしかに、秋は乾燥の季節です。
けれど、治ってしまえば秋はなんともありません。肌は潤っています。
しかし、完治する前は25年間、秋冬は乾燥肌で苦しみました。
肺を潤し、皮膚を潤す漢方薬を名医のもとで飲んでいたのですが、肌の乾きは止まりませんでした。
もちろん、アトピーを表面的だけでなくて、
身体の内部からアプローチする東洋医学の視点は重要です。
ならば、さらに奥深くアプローチしませんか?
そうでなければ、私みたいに苦労の連続になります。
アトピーはただいわれるがまま、なにかをただやるだけでは、変化しません。
これは今までのあなたの経緯を振り返ればわかるはずです。
では何をするべきか?
アトピーの本質を理解して根本的に現状を変えることです。
これしかありません。
このことは、アトピー完治の経験者である私が解説する次のページ、アトピーの原因と完治のメカニズムで、たっぷり解説します。
もうそろそろ秋冬で悪化するパターンをやめたいですよね。
しかし、
昨年と同じ対策……スキンケアばっかり……をしていては同じ辛さが再現されますよ。
今こそ新たな認識を手に入れて昨年とは違う季節を獲得してください。
今年のハロウインあなたはどう楽しみますか?
NPO法人日本成人病予防協会会員 渡辺勲
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