あなたは「アトピー対策」を日夜、スマホで検索されていることでしょう。
どうやって改善させるか? 実に悩ましいですよね。
だから、結論から先にお伝えしましょう。
アトピー対策は「どれも同じです。」
アトピー対策をめぐる議論は不毛であり愚昧です。
薬物療法であれ、サプリメントであれ同じ。
脱保湿もスキンケアも、マクロビオティックも温泉療法もみんな一緒です。
あらゆるすべてのアトピー対策は「視点が同じ」である以上、差異はありません。
視点が同じとはどういうことでしょうか?
あらゆるアトピー対策とは、「目に視える」症状の範囲しか扱いません。
この点においてアトピーに対する視点が同じなのです。
さらに、解決の方法すらも同じなのです。
すなわち、形式知(具体的なやり方)でもって解決をするのが既存のアトピー対策です。
要するに、あくまでもアトピーとはあくまでも「肌の悩み」であって「これを使って問題を解消しましょう」といった「やり方」が用意されている……これがあらゆる「アトピー対策」の共通点なのです。
では、既存の「対策」をあげて、それらを俯瞰視してみましょう。
① 薬物
肌が赤くて炎症しているのは免疫が暴走しているから。だから、免疫を抑えるためにステロイド(免疫抑制剤)を塗る。
② スキンケア、保湿
肌のかゆみの原因である乾燥を潤わせるためにスキンケア用品を塗る。
③ 温泉療法
肌に良い成分を含有している温泉水につかる。
④ 食事療法 マクロビオティック
食べ物が身体をつくるから、マクロビオティックや食事療法を実践する。また食事の補助としてサプリメントを飲む。
⑤ 漢方、針治療
肌が乾燥して熱がこもっているから気血水を調整するために漢方や針治療をする。
いかがでしょうか?
もう、お気づきだと思いますが、アプローチが違うだけで、アトピーとはあくまでも「肌の悩み」であるという視点しかもっていません。
この視点はアトピーのすべてを物語るものではありません。
念のためにいいますが、私は上記にあげた対策や方法は間違っているとはいっていません。
ただ、「アトピーへの視点において差異はない」と指摘しているのです。
それが何が問題なのか? と思われたかも知れません。
いえいえ。
ここに「何をしても変化がない」とあなたが悩む理由が潜在しているのです。つまり、
あらゆるアトピー対策の視点は同じです。視点が同じだから結果も同じです。
「視点」が同じアトピー対策をあれこれ試して、違う結果を求めるのは難しいです。
もちろん、スキンケアは重要です。食事への気遣いも大切です。
しかしスキンケア、食事だけでは治らないのです。
なぜならば、保湿も食事も「アトピーの実相」の表層しかカバーしないからです。