上の写真は、アトピーに悩む方から頂戴しましたお手紙を広げて並べて写したものです。
みなさんからのお手紙の言葉に励まされて、私は17年も活動をすることが出来ました。
私たち医療業界・民間療法団体は、アトピー性皮膚炎をめぐって自身の「正しさ」をアピールしてきました。
他の治療方法を引き合いに出して自身の「正しさ」を主張してきました。
西洋医学の皮膚科は、自身の正しさをアピールするために民間療法団体を非難しました。
東洋医学や民間療法団体は、自身の正しさを主張するために皮膚科の薬物治療を叩きました。
おのおのが自身の「正しさ」「優位性」を誇るために、自分以外の療法を非難しました。
こういった「正しさ」「優位性」の競い合いが「では、アトピーにとって何が正しいのか?」と、アトピー患者に混迷をもたらしたと言えるでしょう。
私はこのようなアトピーをめぐる医療業界・民間療法団体の至らない点を反省し、出来るところから頑張ろうと考えています。
さて、私も様々な療法を試してきました。
皮膚科でステロイドを塗りたくりました。保険適用外の高価な漢方薬も飲みました。
断食も温泉療法もやりました。
けれど、何をやっても治りませんでした。
中学1年の時に発症してから、20年余りの期間、ずっとアトピーでした。
その間、3回も激しく悪化しました。
身体が動けなくなり大学入試を断念したり、会社を退職、失業する憂き目にもあいました。
脱ステで全身にヘルペスが発症したり、漢方薬で顔が黒ずんだり。
夜、痒くて眠れず、掻き傷から出た血で布団のシーツを朝に見て落ち込む毎日でした。
毎日、和食でした。ステロイドも漢方もやりました。けれど何をしても治りませんでした。
その後、私は自力でアトピーを治しました。
今ではアトピー解放心理セラピストとして、2005年からアトピーで悩む方々の克服のサポートをしております。

左側がアトピーの頃の私です。右側が現在の様子です。
*左側がアトピーだった頃の私です。右側が現在の私です。
2005年8月から2015年3月までの期間において、
私は無料で電話相談および面談を実施していました。
1日に4、5回、朝から晩までひっきりなしにかかってくる電話に約10年も対応していたのです。
夕方4時になると、学校帰りの学生さんからの電話がかかってきます。
「親にアトピーが広がっていくのを、まだ言えてない」
「親に迷惑をかけている」
と、お子さんたちは決まって罪悪感を口にされました。
土日の休日になると朝の9時きっかりに私の携帯電話は鳴りました。
それは会社がお休みの方からの電話です。
私が「もしもし」というや、
「これはワタナベさんのお電話でしょうか?」
「はい。そうですが……」
「あのですね。ずっとアトピーが……」と、名前もいわずに、
みなさん突き飛ばされたように一気にアトピーの遍歴を語り始められるのです。
肌が乾燥しきって紙みたいにカサカサになった痛みを、辛さを、
まるでダムが決壊したかのように滔々と語られ、
気づけば2時間も耳を傾けていた……。
次の日も、また次の日もみなさんの心の鬱積を受け止めていました。
ある日のことです。
私がベッドに入ろうとしていた夜に、
無言電話がかかってきました。
でも、私が出る度に切られるのです。
痒みが引いて寝付かれたのか、深夜の2時くらいまで続きました。
実際にお会いして面談をすることもあるのですが、
私の目の前で、いきなり、お母さんがお子さんの服を脱がして掻き傷だらけの肌を私に見せるシーンもありました。
お母さんに服を脱がされたお子さんがみせる「唇をかんで何かに耐えている」表情は、私の心を哀しみに染めました。
あと、治し方をめぐって議論を持ちかけてくる方もいました。
「おまえのいうこと聞いていたら、食べるもんなくなるんじゃ! ボケが!」
と、メールで罵倒されることもありました。
これはとても辛い記憶です。
また私が電話に出ていきなり
「早く治し方教えろや!」
と、男性からいきなりの罵声……。
嘘のような話ですが、
悩める人の行き場のない感情を受け止めることもありましたね。
それでも
私は電話から伝わる焦りまじりの息遣いにずっとひとりで対応してきました。
10年近くも「無料電話相談」を実施してきたのですが、毎日、何本もいただく電話やメールに精一杯対応していくにつれ自分の時間が持てないなど生活に影響がでてきました。
ですので現在、無料電話相談はお休みしております。
私はあなたの代わりに無駄な遠回りをしてきました。
ですから、あなたはいばらの道を歩く必要はありませんよ。
では、あなたにお会いできる日を楽しみにしています。
では、何から始めればいいのでしょうか?
肌に自信がないアトピーの方が、
みんなと一緒のコスメができるためには、
何からスタートすれば良いでしょうか?
それは「アトピーの本当の意味」を知ること。
アトピーの意味を知らないから”何をしても治らない”状態が続いているのです。
ではどうするのか?
まずは、アトピーで悩む方が手にされている「アトピー完治の登竜門」になっているページ「アトピーの原因と完治のメカニズム」を読んでください。
よろしければ、そのページでご案内していますテキスト「アトピーの原因と克服のメカニズム」(電子版・書籍版)も合わせて読んで頂ければと思います。

プロフィール
渡辺 勲
アトピー解放心理セラピスト
炎症と痒みの心理的原因を除去する心理セラピストの第一人者。
大阪市生まれ。関西大学卒業後、私立高校社会科講師に着任(大阪電気通信大学高等学校)。
私立高校社会科講師を経て不動産会社に勤務。退社後の2005年からアトピー解放心理セラピストとして援助活動を始める。
自身のアトピー歴は長く20年余。症状期間中に勤務が困難で失業するなど3度の激悪化を経験。その後、自力で克服。ビールを買う時に免許証の提示を求められるほどの変身ぶり。アトピーの存在目的を読み解く「アトピー解放メソッド」を開発。
2005年から既存の治療方法に失望したアトピーの方々へのサポートを開始。今年で14年目。
2005年からの10年間、無料の電話相談・面談を実施。相談件数のべ13360件の実績を持つ。
クライエントからは「アトピーの根源がわかって身震いした」「なぜ私がアトピーなのかその理由がわかった」「痒くて眠れない本当の理由がわかった」など驚きの声が絶えない。
「普通の人みたいに食事も恋愛もできた」と喜ぶクライエントも多い。
多くのカウンセリングでの改善事例をもとにした電子書籍「アトピーの原因と克服のメカニズム」を出版。現在5661名を超える人が愛読。(21年2月1日現在)
また、漢方医の依頼で毎回20名以上の参加者に完治のためのレクチャーを実施。アマチュア落語歴20余年の経験を活かした親しみやすい語り口は、「まるで落語セラピーのようだ」と評判が高く、毎回満員御礼となる盛況ぶり。
辛い人生を笑いに変えて克服してきた生き様に惚れる受講者も多く、真面目すぎて気楽になれない人や生き辛さを解消したい人が次々と訪れる。
ベルギーやアメリカからわざわざ日本にお越しになられる方もおられるほど。その他、海外ではイギリス、スペイン、オーストラリアなど海外在住日本人からの相談も多い。