アトピーセミナー(@東京18年12月度)開催しました

セミナー風景 アトピーセミナー

「なぜ、あなたのアトピーは立ち去らないのか?」をテーマに東京都内でセミナーを開催しました。

都内のセミナーにも関わらず京都からお越しの方もおられました。

とても、みなさんの熱意を感じたセミナーでした。

さて、このセミナーでこんな話題が持ち上がりました。

「医師や薬を責めたことがあるか?」

私はこう答えました。

「私はアトピーだった頃、医師や薬に対して一度も非難や文句をいったことはありません」

そうなのです。

「私が治らないのは皮膚科や薬がいけないからだ!」と、思ったことはないのです。

親を責めたこともありませんでした。

会社の人や友人知人、あるいは世間に対しても「どうしてアトピーの自分をわかってくれないんだ!」と、責めたこともありません。

物質レベルでも同様です。たとえば水や食べ物のせいにしたこともない。

つまり、アトピーのことで「他人を責めたことがない」のです。

さらに、アトピーだから俺は◎◎なんだ!

と、アトピーである自分を責めたこともないのです。

もちろんアトピーの辛さは感じていましたよ。

けれど、

「アトピーの俺はダメな人間だ」と、責めたことはないのです。

ここで、ちょっと解説しますが「アトピーの俺はダメな人間だ」とは、「俺はアトピーだ」「アトピーの俺はダメな人間だ」という”自己概念”に対して「私」が責めているのです。

あくまでも自己概念である「アトピーの俺」を責めているのです。

まとめますと、こうなります。

私はアトピーのことで他人を責めたことがないし、

「アトピーである俺はダメだよな」とか、

「アトピーである私は弱者であり被害者だよな」と、

責めたこともなかった、のです。

なにも私は虫も殺さない清らかな心の持ち主だと主張したいのではありません。

「病気を受け入れましょう」といった、慰めにもならない提案をするのでもない。

では、何をあなたに伝えたいのかというと、その前に私からの問いに答えてほしい。

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「医師や薬が悪い」

「アトピーの俺はダメだよな」

と、考えることは結局のところ何をしていると思いますか?

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ちょっと考えてみてください。

いいでしょうか?

それは、自分を正当化しているのです。自分を守ろうとしているのです。

自己正当化ばかりしていると現状は変わらず、状態は維持されます。

「今の辛さは医師や薬がいけないんだ」

はたまた、

「アトピーの自分はダメだ」

といった具合に「他人」や、もうひとりの自分である「自己概念」を責めることは、「自分を守り自己を正当化」しているといえるのです。

「”他人や医師や薬”あるいは”アトピーである自分”がいけないんだ。私は悪くないんだ。あくまでも皮膚科がアトピーの自分がダメなんだ」ということです。

これの何が問題か?

自分を守り自己を正当化することは、自分の成長を止めていることになります。

成長なきところに健康は宿りません。

さらに述べましょうか。

「こんなアトピーの自分なんて嫌だ!」と、あれこれ対策をして頑張っても満たされることはありません。

なぜならば、しょせんは補償行為(補うこと)だからです。

自分の嫌な部分を補う行為をいくらやっても「もっと!」「さらに!」「まだまだだ!」といった具合に、いつまでも満たされない想いをするだけだからです。

いくら補う行為に力を入れても「きちんと、ちゃんとしないと!」と心は焦燥にかられるだけです。

いくら「アトピーが治りましたね?」と他人からいわれても、「いや! まだまだです!」「ここの部分がまだまだです!」と満たされない想いを感じてしまうのは、そのためです。

では、わかりやすい話をしましょう。

またしても私のことを俎上にのせましょうかね。

私はアトピーが治っても女性にモテることはなかったのですが、私が「モテ」についてどう考えていたか? これは今思えば話にならないことばかりでした。

当時の私は「俺は背が低い」「俺は男としての魅力がない」といった自己概念を抱いていました。

そして、「背が低いから、男の魅力がない俺はモテないのだ」と思い込んでいました。

さらに、「モテないのは出会いがないからだ」「モテないのは相手が私を理解してくれないからだ」(最低ですよね)などなど……他人のせいにして、責めていたのです。

まさに、俺は悪くないんだ! 俺は被害者だ! と、いわんばかりですよね。

つまり、自分を根本的に変えることを避けていたのです。そして、自分を守り、自分を正当化していたのです。

さらに「俺は背が低いからだ」「俺は男としての魅力がないからだ」といった自己概念を克服しようとがんばっても、願望は遠のくばかりでした。

なぜならば、補償行為だから。背が高くて魅力的な人に出会うたびに「自分はまだまだだ!」と満たされない想いはつのるばかりです。

不足を埋める行為は満たされないのです。不足を埋めようとすればするほど不足が目立つものだからです。

いかがでしょうか?

あなたは医師や薬を責めますか?

そして、自分を守り自己を正当化して事実を変えようとしますか?

もうすぐ新年ですね。今までのやり方・考え方・視点のままで2019年を過ごせばどうなるでしょうか?

来年も今年と同じです。変化は望めない。

従前の思考のままでは結果も同じだから。

昨年と違う結果を望むのでしたら、根底から変えていく必要があります。

同じことを繰り返していては来年も変わり映えのない一年で終わります(「じゃあ新しいスキンケア商品に変えよう」こんなレベルでは何も変わらない)。

そして最後に、自分のことは自分ではわからない、自分の姿を自分で見ることはできないことを申し添えましょう。

モテなかったあの頃の私のように……ね。

では、根底から変えるとはどういうことか?

次の関連ページで解説しています⇒アトピーをやめるために知ること。アトピーの原因と克服のメカニズムを必ずお読みください。

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