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アトピーは漢方で完治するのか?漢方治療実録

漢方薬西洋医学か東洋医学か。

ステロイドか漢方薬か。

そのような迷いに時間をかけて人生を棒に振る前に。

この漢方治療実録を読んでください。

アトピーは漢方で完治するのか?

「ステロイドの次は漢方治療だ!」とばかりに漢方薬治療に期待する人は多い。

アトピー歴25年の私もそうだった。

アトピー症状期間の中で10年間、漢方治療を受けていた。

「ツムラのパウダー状の漢方薬」からはじまって「煎じ薬タイプの漢方薬」が最後だった。

しかし、

アトピーはいくら高額な漢方の煎じ薬を飲んでも効果はなく完治しなかった。

東洋医学の権威である老医師のもとで煎じ薬を飲んでいた頃のこと。

老医師からの受診開始ちょうど1年目に、激しくアトピーが悪化した。

体がとてもだるくなり安静にしていると動悸が激しくなる。

動けなくなった私は会社を退職し失業者になった。

8月のことだ。

毎日、漢方薬を土瓶で煎じて飲んだ。

苦い漢方薬を飲んだ。でも治る気配もない。

あっという間に季節は秋になり冬になりつつある。

顔は赤く炎症して、紙のようにパサパサに乾燥した。

私は焦りながら漢方クリニックに通った。

毎週1回、電車に乗ってクリニックに行く。

目の前には作務衣を着た老医師がいる。

「先生は東洋医学の権威なんだよ」と、知人から紹介されたのが通院のきっかけだ。

権威ある中医師といえども1分間検診だ。頭を下げて診察室を出て待合室に戻る。

待合にはいっぱいの患者たちが座っている。さすが初診が半年待ちのクリニックだ。

何時間もかけてやっと処方箋をもらう。処方箋を近くの漢方専門薬局に渡す。

煎じ薬をもらう。薬局を出る。もうすでに夕方だ。

あたりが暗くなっていく。

「俺は何をやっているんだろう」

やるせなさが足元から這い上がってくる。

青春の貴重な一日がアトピーのために費やされることに、わが身を情けなく思う。

家に帰っても失業者の私はすることがない。

ずっと家の天井を見ながら体を横たえていた。

ちょうど9・11のニューヨーク同時テロ事件が起きたころだ。

ずっと世界の動きをテレビで見ていた。

そして乾燥の冬を迎えた。私は焦った。

もう今年は治らない。就職の面接を受けることはできない。

無職のままで正月を迎えるのか。

排毒の季節である春になるとさらに顔は赤くなるだろう。

まったく光が見えなかった。

でも自分には漢方しかない。

毎日、せっせと土鍋で30分、漢方を煎じ続けた。

保険適用外のものだったので、とても高価だった。

洒落ではないが高価だが効果はなかった。

アトピーが激しく悪化してから半年。

改善の兆しはない。

そして、ふと思った。

「もう漢方クリニックに行くのはやめよう。もう漢方薬は飲みたくない」

もう疲れた。

「あんたは慢性病や!」と漢方医から匙を投げられた!ところが完治できたのである

私はそれまでツムラのパウダーの漢方薬を飲んでいた。

思えば通算、10年近く、漢方薬を飲んでいたんだ。

飲めばわかるけど、あれは皮膚を黒くさせる。

黒く色素沈着した顔を鏡で見ながら、これまで過去に通院した3件の漢方の皮膚科を思い出した。

どこも「名医」と評判の高いところだった。

そのうちに1件はくだんの老医師のお弟子さんだった。

つまり師匠でも私のアトピーは完治しなかったのだ。

そのお弟子さんに通院している時のこと。

「私のアトピーはいつになったら治りますか?」と、

私は医師に聞いたらどんな返答があったと思いますか?

あんたのアトピーは慢性病やから治らん

って医師はいってのけたのだ。

つまり「治せることができない」のだ。

何年も通院したあげくのこの言葉だった。

さらにこんな苦い思い出がある。

私のひどく荒れた手の甲を見た看護師がこういうのだ。

「あんたカポジと違うか!」と激しい顔で私に怒鳴ったのだ。

法的に治療ができない看護師にこんな事、いわれる筋合いは毛頭ない。

ましてや怒鳴られることもない。

カポジ対策の塗り薬をだされた。

しかし、後になってわかったのだが私はカポジではなかった。

漢方医院と言えども実にいい加減だ。

そんな漢方遍歴をあれこれ思い出しながら、私は老医師のいる漢方クリニックに電話をした。

次週の診察の予約をキャンセルするためだ。

以来、私は一切、医師のお世話になっていない。

そして、

ほどなくして私は自分の力でアトピーを完治させることができた。

アトピー症状期間中の姿と治った後の写真

次の年、ある会社に就職することができた。

新しい職場では誰も私を元アトピー患者とは見なかった。

色素沈着した肌の黒ずみも消えた。私はすっきり完治できたのだ。

完治のために食事改善もしていない。和食もしていない。

深夜のお酒を重ねてもアトピーは再発しない。

普通の年齢以上に若く見られるまでになった。

漢方医はアトピーを完治した私を見てこういった

アトピーを治してから、ある女性と出会った。

その女性は老医師を知っていた。

「挨拶しに行けば?」と女性からいわれて私は漢方クリニックをたずねた。

クリニックは場所を変えて都心のえらく瀟洒な医療ビルに格納されていた。

老医師はクリニックのスタッフ、鍼灸師、協同する他の皮膚科医の前で私をこう評価した。

「この男は自分でアトピーを治した。

こういうのは我々、医師にすれば困るんですわ」と、

片方の口角を尖らせながらいってのけた。

しばらく私は老医師に呼ばれ漢方クリニックを訪れた。

ある日、「あなたのアトピーを完治させた経験を患者さんの前で話す場をつくってほしい」と私にいった。

もうその時すでにメルマガを発行していたし、「やってみます」と私は言った(現在、メルマガはお休みしています)。

私はセミナーを6回連続してやらせて頂いた。

その老医師は私に「これをやりなさい」といってきたり、なんだか高圧的な態度で接してきた。

私に用事を依頼するファックスが毎日のように送られてくる。

お付き合いすることにしんどくなった私は医師から再び離れた。

あれから医師とは会っていない。

東洋医学の権威、漢方薬の名医といえども人間味があった。

神様でもなんでもない。

私たちアトピー患者はとかく医師を金科玉条のごとく信じてしまう。

ましてや「自然・ナチュラル・優しい」と、漢方に光を見てしまう。

しかし、

最後にアトピーを完治するのは患者本人なのだ。

いま思い返せば老医師も同じことをいっていたような気がする。

医師と薬を信じればアトピーは完治するわけではない。

むしろ完治を遠ざけるだろう。そして、時間を無駄にするだろう。

青春を棒にふった私のように。

漢方への誤解を解きましょう

「漢方薬は副作用がない」と信じる人は多いだろう。

しかし、それは間違いだ。薬である以上、副作用がある。

かの老医師こそ「漢方薬にも副作用がある」といっているのだ。

漢方は生薬でできている。自然由来の生薬は植物なので成分も一定しない。

よって西洋医学の薬と違って、漢方薬は均一ではないそうだ。

また老医師の元で勤務していた副院長から聞いた話では、

「漢方薬には等級がある。効き目のない等級の低い漢方薬をずっと飲み続けさせられているアトピー患者も多い」

そして、

「生薬の栽培の過程でほとんどが中国産ゆえに農薬散布などで安全かどうか心配だ」

これは老医師がいっていた。今でも覚えている。

漢方への信頼が「盲信」になるのは良くない

漢方医は通常、1週間に1回の通院を求める。

丁寧なところでは3日に1度もあるだろう。

アトピー患者の薬服用後の様子を診ながら、その都度、処方を変える必要があるのだ。

ここで、めんど臭くなるアトピー患者もいる。

診察も受けないでずっと同じ漢方薬を飲むケースも耳にする。

こんな話を聞いた。

アトピーの息子さんのお母さんから相談を受けた。

お母さんの息子さんは引きこもっておられる。

なのでお母さんが代行して漢方薬をもらいにいかれる。

そして、5年間も! 診察なしで同じ漢方薬を飲んできたのだ。

ありえない。変化する病身に診察なしで同じ漢方薬を処方するなんて。

危険ではないか? 体質が傾いてしまうではないか。

お母さんは私が指摘するまで事のおかしさに気づけなかった。

それだけ漢方に信頼を寄せておられたのだ。盲信といってもいいだろう。

この話を聞いた私の心も切なさで苦しくなった。

漢方治療ならばじっくり患者の話を聴いてくれそうなイメージがある。

ステロイドを渡すだけの皮膚科と違ってね。

でも、今思えば私の場合も舌診、脈診など触診はしてもらえたけど30秒くらいで「薬を出しておくね」といわれるだけだった。

でも、私たち患者は漢方クリニックに身を置いているだけで安心を感じるものだ。

思わず身をゆだねたくなる。

だって、

いつも周囲からの冷たい目線で悲しさと寂しさで心が沁みているから。

アトピー患者の仲間の女性で、老医師の付き人みたいになった方もいた。

しかし、しかしだ。

患者は受け身になっていてはいけない。

最後の最後、あなたのアトピーを治すのはあなただから。

あなたの判断がこの先を決めるから。

しかし、

それをすっかり忘れる人がいかに多いか。

病気だからこそ、あなたは自分を知り、感じて、どこに行きたいかを決めなければいけない。

漢方「だけ」でアトピー完治を目指すなかれ

最近、ある相談者(40年以上アトピーで悩む女性)が私にこう教えてくださった。

ある温泉治療を行う施設で湯治をしていたことがある。

漢方薬治療を受けていた方が一番、アトピーをなかなか治せなかった。症状がしつこかった」

「その方が入浴した後、お風呂の水が黒く染まっていた」

アトピーの方は”何かひとつの対策”をする方が多い。

それは「何で治ったか検証したい」ためだろう。

しかしたいてい上手くいかない。

だから、

ステロイドに見切りをつけ漢方に落胆した人は「もう病院はこりごり」とばかりに手足り次第にやる。

鍼灸や薬膳、ヨガやファスティングやマクロビオティック、整体、健康食品などなど。

しかしこれらで完治した人を私は知らない。

おそらくどれも対処療法なのだろう。

だから「すっきり完治」するまでには至らない。

つまり「・・・だけやれば治る」「何かやれば治る」考えを見直す必要がある。

そのためには、まずは冷静になることだ。

焦りは過ちを繰り返し症状を悪化させるから。

そんな方を大勢、私は出会ってきた。

あなたもそうであってはいけない。

アトピー患者には「早く、安全に治したい」という希望がある。

そこで漢方薬なのだが、ここで考えて頂きたいことがある。

漢方理論が確立した当時、アトピー性皮膚炎はなかった。

漢方理論が確立したのは何百年も前のことだ。

現代社会と違って当時の社会は複雑ではないし大気汚染やストレスもない。

満員電車もない。サービス残業もなければ住宅ローン返済への苦心もない。

会社をクビになって食べていけなくなる恐怖もない。

鬱も精神疾患もない。

野菜や魚にはたっぷり栄養が含まれていた。

農地も海も河川もミネラルが豊富だった。

でも今は違う。

理論の前提がまるっきり変わっているのだ。

だから、現代に漢方理論を当てはめるのは無理があるのではないか?

これは東洋医学系統の代替医療......マクロビオティック、薬膳、断食、ファスティング、鍼灸、整体も同様のことがいえまいか。

だからアトピー患者は学ばなければいけない。

薬「だけ」では治らないことを。

医師に任せる「だけ」では健康になれないことを。

そして、

「なにかをすればアトピーは改善される」......そんな思い込みをいったん脇に置く必要があること。

繰り返すが私は漢方治療を受けていた時、写真のように過酷な状態だった。

ちなみに、私はアトピー発症いらい、ずっと和食だった。

タバコも吸わない。

アトピーで退職して家で休んでいた。

ストレスフリーだった。

煎じ薬を飲みながら生活習慣も万全だったのに。

なのに!!!

どんどん乾燥がきつくなっていく!

下の写真のように過酷な状態だった。

アトピーの時の写真まゆげも抜けてアトピーは私の人相を変えた。

これでは会社の面接も受けられない。私は悲しかった。どんどん貯金もなくなっていく。

体は動くので布団で寝て怠けるわけにもいかない。

しかし働くことができないのだ。

しかし、下の写真のとおり今はすっかり元気だ。

左側が顔にアトピーがあった当時、右側が治った後の写真では、どうすればいいのか?

この続きは過去の書いたページ漢方治療をやめてどうやってアトピーを完治させたか?を読んでほしい。

まとめると、

私は皮膚科に行ってはいけないとはいってはいません。

漢方はダメとはいっていない。

その通り!

「あなたがやるべきことがある」のです。

ではなにをやるべきなのか?

それを知るために、まずは下のリンクのページを読み始めてください。

アトピー完治経験者の私からのメッセージです。

”アトピーは治そうとすればするほど治らない”だからこそ学ぶべきなのです。

漢方治療をやめてどうやってアトピーを完治させたか?

文責/非営利活動法人 日本成人病予防協会会員 渡辺勲