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アトピーを悪化させる食べ物とは?

アトピーを悪化させる食べ物は実際にあります。食べることで痒みが増したりする食品のことです。

”痒くて夜も眠れない” ”浸出液が流れ落ちる” といった重篤な症状の場合、以下にあげる食べ物は減らすか、避けた方がよいでしょう。

食事制限をされる際の参考にしてください。

酸性食品

酸性食品の摂取を減らしましょう。

なぜならば、身体は弱アルカリ性に保たれる必要があるからです。しかし酸性の食べ物をたくさん摂ると身体が酸性に傾きます。これが肌に良くありません。

健康な身体の状態では、血液は弱アルカリ性で、皮膚はその反対の弱酸性になります。

肌が弱酸性であるのは細菌を殺菌する機能があるからです。皮膚にバリアーがあるようなものです。

ところが、肉・卵・油脂や甘いものといった酸性食品は血液を酸性に傾かせます。

すると、肌はアルカリ性になるので、バリア機能が低下します。よって、細菌など外部からの刺激で痒みが起きやすくなります。結果、アトピーの肌にダメージを与えてしまいます。

ですから、身体が酸性に傾く食生活に気をつけましょう。以下に「身体を酸性にする物質」を示します。

身体を酸性に傾ける物質

動物性タンパク質・卵・油脂・砂糖を食べることで身体が酸性になるだけでなく、ある生活習慣が身体を酸性に傾ける場合もあります。

【ケトン体】

朝食を抜くと脳のブドウ糖が不足します。脳のエネルギーが不足するために身体で使うべきブドウ糖が脳で使われます。よって身体のエネルギーが足りなくなりますから、応急的に筋肉でケトン体が産生されます。

朝食を抜く食生活は身体を酸性にするわけですから、忙しくても朝はしっかりとりましょう。

【リン酸】

肉やレトルト食品を食べ過ぎると、体内にリン酸が過剰につくられます。リン酸が過多になるとリン酸を処理する過程でカルシウムが排泄されます。その結果、イライラ・怒りやすくなります。

【尿酸】

料理のうま味はアミノ酸や核酸という成分が働いています。

核酸はプリン体からつくられます。プリン体が処理されると不要物として尿酸ができます。これが身体に蓄積していくと疲労感を感じやすくなります。

外食の美味しい料理を食べ過ぎるのも気をつけてください。

【乳酸】

デスクワークで同じ姿勢を長く続けると筋肉に乳酸が蓄積します。その結果、肩こりなど筋肉の疲れにつながります。食生活と関係ありませんが気をつけましょう。

甘いもの

砂糖は痒みの原因です。スイーツや清涼飲料水は控えましょう。

また、甘いものの食べ過ぎは皮膚の新陳代謝(肌の生まれ変わりのこと)を阻害します。

砂糖は肝臓で分解されると蟻酸になります。蟻酸は痒みをもたらす成分です。

蟻や蚊に噛まれたら痒くなりますよね? それはこの蟻酸が原因です。

砂糖がたっぷり含まれているチョコレートやアイス、麺類やケーキで糖質を摂るのではなくて、白米でとるべきです。

砂糖の分子は小さいので吸収が早く、血糖値が急に上がります。一方、白米は分子が大きいのでゆっくり消化されるので身体にやさしいです。

柑橘類の果物

柑橘類くだもの果物には美容のイメージがありますが柑橘類の果物は痒みを起こします。痒みがひどい時は避けるべきです。

柑橘類の果物には、みかん、オレンジ、グレープフルーツ、レモンがあります。

さらに南国産の果物は身体を冷やす性質がありますので健康に良くありません。症状が重い人は食べないことです。

赤身・青い背の魚

赤身や青い背の魚は消化に悪く胃に負担をかけます。ですから、基本的に魚や肉はよく噛むことです。

魚は消化の良い白身のものを選びましょう。

魚は生魚よりも焼き魚で食べましょう。焼いて大根おろしと一緒に頂きましょう。大根は動物性タンパク質の消化を助けるからです。

大根おろしにはアミラーゼ(デンプン分解酵素)・プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)・リパーゼ(脂肪分解酵素)といった魚や肉の消化を助ける酵素が含まれています。だから焼き魚には昔から大根おろしが添えられるわけです。

乳製品

乳製品は嗜好品であり健康に良いとはいえません。

マクロビオティックの望診法では肌の状態によって、どの食べ物の摂取が多いかがわかります。鼻や口の周りの湿疹やアトピーは乳製品が原因といえるのです。

成人の日本人は乳製品を分解する酵素である乳頭を身体に備えていません。この乳糖は授乳期が終わった時期に日本人の身体からなくなります。よって、ヨーグルトを食べても身体内で栄養素が吸収されないのです。

また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は胃液でほとんどが死滅するので腸にまで届きません。

乳酸菌をとりたいなら日本人の身体に合う「味噌・醤油・豆腐・納豆」がおすすめです。

また乳製品は身体を冷やします。冷えは万病の元。アトピーにも良くありません。

アトピーと冷え性の関係については⇒アトピー改善に冷え性解消がカギになるをお読みください。

玄米

玄米は排毒作用が強いです。ですが、排毒作用のせいで痒みが増して、浸出液が出たりして耐えられない場合もあります。

症状が重い場合は無理に玄米にすることはないでしょう。ですから、玄米は五分つき、三分つきから始めましょう。

固い玄米はよく噛まないと腸を荒らしたり、便秘になったりします。そこまで噛むことが出来なければ白米を食べた方が無難です。

なす科あるいは灰汁(あく)の強い野菜

痒みを起こす野菜たけのこ、ごぼう、ナス、菜の花といった「灰汁(あく)の強い野菜」は仮性アレルゲンが含有しており、かつ、排毒作用があるため、排毒の過程で痒みを感じやすくなります。

トマト、ピーマン、じゃがいも、唐辛子など、なす科のしゅう酸を多く含む野菜も痒みを起こします。

春が旬の野菜である菜の花・たけのこは春に排毒を促すために食べます。

春は排毒の季節です。むしろこの時期に毒素を体外に出した方が良いのです。だから春に「灰汁の強い菜の花、たけのこ」を食べます。それくらい、これらの野菜の排毒する力は強いのですが、痒みも出やすくなりますから無理に食べる必要はありません。

生野菜・サラダ

野菜の栄養、特にビタミン、ミネラルに加え、食物繊維やフィトケミカル、酵素は皮膚の修復に重要です。

しかし、生野菜やサラダは身体を冷やしますし、消化が悪く胃の負担になります。食べるならば排泄の時間帯である午前中にしましょう。夜になると負担が重いからです。

野菜にはビタミンや酵素など栄養素が豊富です。しかし野菜はよく噛まないと栄養に変換されません。

野菜の栄養素はセルロースなど固い細胞壁に囲まれた細胞の中にあります。ですから、よく噛まないと野菜から栄養素はでません。

野菜から栄養素をたっぷり頂くには煮物にするなど、熱を加えて食することです。加熱することで細胞壁を壊すことができるのでビタミンや酵素を摂取しやすくなります。

味噌や納豆を一緒にいただくと、より酵素を摂取することができます。

カット野菜・化粧野菜

現代、野菜の栄養価は驚くほど低下しています。戦後まもない頃よりビタミン・ミネラル含有量は激減しているのです。

野菜だけの食事では十分な栄養が確保されないのです。

「日本食品標準成分表」(初版~5訂)では1950年に「ホウレン草」のビタミンCは150mgありました。しかし、2005年には35mgに激減しています。

鉄分は13mg→2mgに激減しています。ビタミンAは8000mg→700mgに、「にんじん」のビタミンAは13500mgが500mgに激減しているのです。

野菜の栄養価は激減しているので野菜の選び方は慎重になってください。

スーパーのカット野菜は調理から時間が経過し酸化しているため栄養素はさらに減っているでしょう。

また調理時に消毒液が使用されている可能性が高く、化学物質を使用することによる栄養素の破壊が懸念されます。

「苦みがなく食べやすい」と表示されている綺麗なだけの「化粧野菜」も栄養素は低いです。

野菜はできるだけ低農薬のオーガニックのものを用意して、旬のものを食べることです。

小麦

ほほに痒みがあれば小麦や炭水化物が過剰といえます。マクロビオティックでは食べ物の性質が身体に現われるとします。

パンやビスケットの表面は乾燥しています。乾燥した食べ物は肌の乾燥をまねくのです。

アルコール・お餅(身体を火照らすもの)

 

餅アルコールやお餅は身体を一気に温めて血管を拡張させるので痒くなります

カレーなど香辛料が含まれる辛いものも身体を温めて火照らします。香辛料は時間が経過すれば身体を冷やすので、さらに要注意です。

また、湯気が立つお鍋料理は食卓の環境そのものが身体を温めるので顔などが痒くなります。

さらにお鍋料理にそえられる「ゆずポン酢」は柑橘類のゆずを使っていますから注意してください。

文責/ NPO法人 日本成人病予防協会会員 健康管理士 渡辺 勲