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アトピー改善に冷え性解消がカギになる

アトピー患者で冷え性を訴える方は多いです。

「肩こりがひどりです」「生理不順が続いています」という訴えが多いのです。

「便秘」「ストレスを感じやすい」「貧血を起こしやすい」「肩こり・腰痛がつらい」「生理痛」「手足が冷えている」などの傾向があなたにはありませんか?

でしたら、冷え性の疑いがあります。そして、アトピー性皮膚炎は冷えと関係していることを知っておいてください。

冷えを解消して、アトピーを改善していくことをお薦めします。

冷えとアトピーの関係とは?

では、冷えがどうしてアトピーと関係あるのか? 解説いたしましょう。

冷え性は血流が滞ることで起きます。

その血液の役割には栄養素と酸素を細胞に届けて、老廃物を運搬することにあります。

そして血液が運ぶ栄養素や酸素で皮膚もつくられるのです。

表皮の基底層では表皮細胞がつくられています。つまり、新しい皮膚がつくられるわけです。そして、その表皮細胞が上に押しあがり、古い皮膚と入れ替わる新陳代謝がおきます。

こうして、皮膚は生まれ変わっていくのです。

新しい皮膚をつくるためには酸素と栄養素が不可欠です。なのに身体が冷えて血液の流れが悪いと、新陳代謝がうまくいきません。これが冷えが肌荒れ、さらにはアトピー性皮膚炎が治りにくい原因となる理由です。

アトピー改善のために自律神経の乱れを整えよう

さらに、アトピーの改善のカギに体温を司る自律神経があります。

自律神経が乱れることで身体は冷えます。

体温は一定に保たれています。これは自律神経が体温の調整を司っているからです。

自律神経は交感神経・副交感神経の調整の上で成り立っています。この調整が乱れると冷え性などの様々な症状がでやすくなります。

よって、交感神経・副交感神経を調整することが冷えの解消になるのです。

また人が本来もっている病気を快復させる力である自然治癒力は自律神経の働きが関与しています。ですから、アトピー改善のためにも自律神経の乱れを整えることは大事なのです。

交感神経・副交感神経について簡単にまとめます。

【交感神経とは?】

日中の活動時間において、ストレスを感じたり緊張している時、交感神経が優位になっています。血管は収縮し低体温になります。

【副交感神経とは?】

夜間の休養時間において、リラックスしている時や睡眠時は副交感神経が優位になっています。血管が拡張します。

さて、ここで注意してほしいことがあります。

交感神経がいけなくて副交感神経が良いというのではありません。

交感神経と副交感神経のどちらかに傾いていても身体は冷えるからです。

詳しく見ていきましょう。

過労やストレスを頻繁に感じて交感神経が優位状態が長引くと、血管が収縮し、血流が滞りますので冷えてしまいます。

では、副交感神経が優位の場合、血管が拡張し血流が増えます。増大することで血液が滞留して、結果として身体は冷えてしまいます。

ですから、交感神経と副交感神経の切り替えをはっきりさせて均整させていくことが必要です。

たとえば、気持ちを安らげる夜の時間帯でも仕事をしたり、スマホやパソコンの明るい画面をみていると、昼夜の区別がつかなくなります。

ですので、まずは、自然の摂理に従った生活習慣を心がけましょう

アトピーと交感神経優位には関係がある

日々、私はアトピーの方の相談に応じておりますが、長時間労働など過酷な職場環境に身を置かれる方は多いです。

「仕事が手が抜けず大変な状況が続いている」「いくら頑張っても仕事が増えるばかりだ」「責任感で乗り切ろうとしている」といった具合に長く緊張とストレスを感じておられる方が目立ちます。

すなわち交感神経が優位になっているわけですが、この状態はアトピーが治りにくい原因と密接しています。

それは、なぜでしょうか?

身体が自律神経に傾き常態化するとアドレナリンなど攻撃ホルモンが分泌され身体は緊張することで血液が筋肉ばかりに使われることになります。

つまり、皮膚への血流量が少なくなるわけです。

よって、皮膚の新陳代謝(肌の生まれ変わり)がうまくいかなくなります。ですから、自律神経優位はアトピー肌の修復が遅れる要因となります。

実に「冷えは万病の元」ですよね。

まずは、とにかく休んで心身の緊張を解いてリラックスできる時間をつくりましょう。

ゆったりと食事をする。ゆっくり入浴する。心地よい音楽を聴くのも良いでしょう。軽めの運動や散歩をするのもおすすめです。

身体を温めて冷えを解消する

冷えの解消には、まずは体を冷やすことを避ける。そして温めることです。

体を温めることを日常で取り入れやすいのが、お風呂であり効果があります。

夏場でもシャワーだけで済ますのではなくて、お風呂につかりましょう。

お湯の温度は高すぎていては、ゆったり入浴できません。38度くらいのぬるま湯が最適です。

ゆったりとお風呂につかることで、しっかりと副交感神経の時間を確保したいものです。

入浴中は仕事のことは一切忘れて、ゆったりと温もりに浸り気持ちを緩ましていきましょう。

また、デスクワークでひざ掛け、カイロを活用するのも良いでしょう。

なお、入浴後は肌が乾燥しているので、スキンケアを忘れないでください。

スキンケアについては、参照記事⇒アトピーにおすすめのスキンケアのやり方と成分をお読みください。

身体を冷やす食べ物を避ける

陰性食品は身体を冷やします。

冷えた食品はもちろん、南国産の果物や、甘いスイーツ、牛乳など乳製品は身体を冷やします。

また、朝食抜きも好ましくありません。1日3食の規則正しい食生活をしましょう。

文責/ NPO法人 日本成人病予防協会会員 渡辺勲