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ハウスダストはアトピーの原因なのか?掃除をすれば治るのか?

アトピー性皮膚炎の方が気になるハウスダスト。

布団やカーペットを毎日、こまめに掃除をされていると思います。

なかには家を新築したり家ごと「クリーニング」された患者さんもおられるくらいです。

しかしながら、アトピー性皮膚炎が治らない人は多いです。

あなたがアレルギー疾患(アレルギー性鼻炎や、喘息など)であり、かつ、

血液検査で「ハウスダスト・ダニ」がアレルゲンだと判明されたのならば、

ハウスダスト対策はある程度は必要でしょう。

ですが、アトピー性皮膚炎の原因にハウスダストはありません。

アトピーには特定の原因物質(アレルゲンといいます)がないからです。

よって、ハウスダストを除去してもアトピー症状は治りません。

アトピーはアレルギーみたいに何を除去すれば治るものではありません。

アトピーとアレルギーは違うからです。

それでもハウスダストが気になるかも知れませんね。

しかし、次に述べるようにハウスダスト対策はとても難しいのです。

天文学的に増えるダニにハウスダスト対策は完璧にはできない

ハウスダスト対策とはダニ撲滅ができないと意味がありません。

ハウスダストに含まれるダニやダニの死骸、ダニの糞がアレルゲンとなるからです。

しかし、ダニ撲滅は簡単ではありません。

ダニは人目のつかない暗い場所が好きなことから、なかなか退治は困難なのです。

また、掃除機の音や振動に敏感ですぐにカーペットや布団の奥に潜り込むのです。

さらに、8本足でシーツや布団の線維にからみつくので、掃除機で吸い取るのは難しい。

また、ダニの繁殖力はすさまじくて、成虫の雌ダニは1日に数個の卵を産み数日で孵化、わずか2~3週間で成長します。

専門機関の調べでは、わずか4cm四方にどれだけのダニがいたと思いますか?

156匹のダニがいたのです。驚くのは3か月後には7万9269匹に増えていたのです。

わずか3ヵ月で500倍に増えるわけです。

そして、1匹あたり毎日5~6個の糞をします。

7万9269匹×5~6個の糞が「わずか4cm四方のスペース」で増えていくのです。それも毎日です!

アレルゲンである糞やダニの死骸は天文学的に増え続けるのです。

これが布団だけでなく、家屋全体で発生しているのです。

つまり、ハウスダスト対策は終わりがなくて、大変なのです。

しかも、努力のわりにはハウスダスト対策はアトピー性皮膚炎に効果あるとはいえないのです。

アトピー性皮膚炎はアレルギーと違うからです。

ハウスダスト・ダニといったアレルゲンを避けても症状は治らないのです。

ハウスダストはアトピーの天敵ではない

アトピー性皮膚炎とアレルギーは違うことを明確にするために、

まずアレルギー反応がなぜ起きるか知っておきましょう。

アレルギーを引き起こす原因物質をアレルゲンといいます。

アレルギー症状はアレルゲンへの免疫機能の過剰反応によって起きます。

アレルゲンには様々あります。ひとつが「タンパク質」です。

ちなみに「ダニやダニの死骸、ダニの糞」もタンパク質です

人の体もタンパク質でできています。免疫機能は体内に入ってきた自分以外のタンパク質を異物とみなして攻撃します。

この攻撃が行き過ぎると自分の内臓や皮膚までも攻撃してしまうのです。

この過剰攻撃がアレルギー症状を発症させる原因なのです。

したがって、ハウスダストに含まれるタンパク質=「ダニ」「ダニの死骸」「糞」こそ除外したいのです。

しかし、ここで気をつけるべき点があります。

私が述べてきたのはアレルギーをめぐっての記述です。

アトピーではありません。

アトピーにはアレルゲン(特定の原因物質)がありません。

よってダニや花粉といったアレルゲンを頑張って掃除してもアトピーには影響ないのです。

したがって、アトピーの場合、ハウスダスト対策は無意味です。

アトピーの場合、過剰に潔癖にこだわる必要はありません

まず、私は通常200くらいのIGE抗体の数値が6000までいったことがあります。

しかし、日本と比べ「清潔でない」東南アジアに住んでいる人々のIGE抗体数値は1万以上なのです。にも関わらず東南アジアでアトピーはありません。

ちなみに私はアトピーの方のご相談に13年間も応じてきましたが、

部屋の掃除をきちんとすることでアトピーが治った人を私は知りません。

引越しをしてまでアトピー対策をしても治らない方も大勢います。

「私は血液検査をした結果、ハウスダストに反応があった。しかし掃除をしてもアトピーは治らないのです」

と、言われる人は珍しくありません。

先日、相談に来られた男性は40年以上のアトピーを抱えた方でした。

この方はこのように体験を話されました。

血液検査でハウスダストに陽性反応があったのですが、「競走馬を育成する牧場で働いていた時、まったくアトピーはでなかったと、私に言われました。

馬をブラッシングする際、大量の馬のフケや毛が空中に舞い上がるそうです。

もちろん鼻から大量のほこりを吸い込みます。

しかし、アトピー性皮膚炎は厩舎で働いている時には発症しませんでした。

確かにアレルギー疾患である喘息は鼻炎は、

犬や猫のフケや毛といったアレルゲンで発症します。

しかし、それらアレルゲンはアトピーと関係ないのです。

すなわち、ここでまとめますと、

アトピーはアレルゲンを除去したとしても症状が治るとは限りません。

除去しなくても治る時は治るのです。

ましてや、あなたが成人であればなおさらでしょう。

成人のアトピーはハウスダストを除去しても大きな影響はありません

あなたがハウスダストをアレルゲン(特定の原因物質)とする皮膚疾患であるならばハウスダストを除去するべきでしょう。

除去することであなたの皮膚炎や痒みは治ることでしょう。

部屋の掃除の結果、皮膚疾患が緩和されれば、あなたは「ハウスダストを原因とするアレルギー疾患」だったわけです。

しかし、

あなたがダニ対策など一生懸命にしても治らなければ、

「ハウスダストをアレルゲンとするアレルギー疾患」ではないと考えられます。

もし仮に、

アレルギーの血液検査で反応が出た「全てのアレルゲン」を出来るだけ排除したとしましょう。

それでも皮膚の症状が消えなければ、アトピー性皮膚炎への対策が別に必要です。

あなたが皮膚科でアトピーと診断されたのなら、アレルゲンと指摘される原因物質を除去しても意味がありません。

なぜならば、繰り返しますが、

アトピー性皮膚炎はアレルギーと違って「なにか特定の原因物質(アレルゲン)があるわけではないから。

だから、カーペットをひっくり返して掃除機をかけ、畳にダニアースを散布し、バルサンを家の中で噴霧してまでアレルゲン(この場合、ハウスダスト)に触れないようにしても皮膚症状が消えない。

でしたら、アレルゲン除去から「本当のアトピーの対策」をやるべきなのです。

確かに小児のアレルギーにはアレルゲン除去は必要です。アレルゲンがきっかで症状がでるからです。

しかし、大人のアトピーの原因にアレルゲンによる影響は乏しいのです。

もちろん、アトピー性皮膚炎はアレルギーの範疇に入ります。

しかし、アトピーはアレルギー疾患(喘息・金属アレルギー・食物アレルギーなど)と症状は似ていても原因は違うのです。

だから、

なにかを避けたり除去したとしても治るとは限らないのです。

逆に、

避けたり除去しなくてもアトピーは治るときは治るのです。

念のために申し上げます。

あなたのハウスダスト除去の努力が足りないのではありません。自分を追い詰めてはストレスがたまりますよ。

むしろアトピーなんか治ればハウスダストぐらいで皮膚炎は起きませんから。

25年以上アトピーだった私が良い証拠です。

掃除も普通にやっていました。

完治後そろそろ10年にはなります。

カーペットの上で昼寝していても再発はありません。

恐らく、あなたの家の居間のフローリングの方が綺麗だと思います。

左がアトピーの頃の私です。右がいまの私です。

左側が顔にアトピーがあった当時、右側が治った後の写真

対症的対策よりもっと根本的なアトピー対策が必要!

ハウスダスト対策は対症的対策に過ぎません、

アトピーの原因を除去しても、季節の変わり目にアトピーが復活していませんか?

これがアトピーの対処療法の特徴です。

毎日、悩める方にお会いして相談に応じていますが、

真面目で頑張り屋さんで一人でコツコツ我慢強い方が多いです。

徹底的にアレルゲンを避けることをされます。

でも治らない。そして燃え尽きる。

もうそろそろ目先だけの対策=対処療法はやめましょう。

系統立ててアトピーの原因と完治のプロセスを学ぶことでしか、アトピーは治りません。

では次のリンクをクリックして、きっちり系統的にアトピーの完治のメカニズム(仕組み)を学びましょう。

アトピーの原因と完治のメカニズム

私がハウスダストを除去しなくても、アトピーを完治できた理由を解説します。