漢方には「すぐに効くの?」「効果がすぐにでないからいやだ!」という声もありますよね。
では、治療期間はどれくらいなのか?
いつまで飲まないといけないのか?
いつになれば治るのか?
それぞれの疑問についてお伝えしましょう。
漢方が効いてくるのはいつ? 効果に必要な治療期間はどれくらい?
漢方を飲んでいる期間中、掻き傷から浸出液が吹き出て激しく悪化してしまうこともありました。
それは「めんげん」「好転反応」だとされています。
しかし、悪化がおさまってもアトピーは残りました。
だから、私の場合、長期間にわかって漢方治療を受けても、治る兆しが見えなかったのです。
今思えば治るまで漢方を飲んでいたし、処方されていたとしかいいようがありません。
今ふりかえってみると、
「もう漢方薬を飲まなくてもいいですよ」
と、漢方医から一度もいわれたことがありません。
私は漢方クリニックへの通院をやめてからアトピーを自力で完治させました。
そうではなくて、もしもあの時、漢方クリニックへの通院を継続していたら?
私は今でも煎じ薬を飲んでいたし、処方されていたのではないでしょうか?
おまけに私は「あんたのアトピーは慢性病だから治らない」まで、医師からいわれたことがあるくらいですから。
通院して2年目に「慢性病だから治らない」といわれるのです!
下の写真はアトピーが激しく発症して退職してしまった頃のものです。当然、漢方薬を飲んでいました。
漢方へのイメージに「安心」があると思います。
だから、ついつい長期間、漢方治療を受けてしまいがちなのです。
これが盲点なのです。
なぜならば、漢方薬でも副作用があるから。
私は東洋医学皮膚科の名医で権威のある方(2名)へ通院していました。
「漢方薬でも副作用がある」と名医はいってられました。
薬ですから当然です。ですので長く薬を飲み続けるべきではないのです。
しかし、西洋医学に比べて自然な感じがするので、私のように10年も頼ってしまう。
そうです。
アトピーを治すのが目的なのに受診するのが目的になってしまう。
安心安全を求めて。
あなたもそうなっていませんか?
結論ですが、どれくらいの期間で効果がでるかは、決まっていないのではないでしょうか?
だって、「あんたのアトピーは慢性病だから治らない」まで、医師からいわれることもあるわけですから。
だから、私の判断がなければ漢方薬の治療期間は今でも続いていたでしょうね。
どうか、主体性を持って医師とお付き合いしてください。
「私はいつまで治療を受けなければいけませんか?」について医師に質問をすることもお薦めします。
すなわち、
漢方治療に必要な期間を決めるためには「そもそもアトピーは漢方を治すのか?」をはっきりさせるべきなのです。
この「治すのか?」問題については次のページで書いていますので、ぜひ読んでください。
文責:NPO法人日本成人病予防協会会員 健康管理士
渡辺勲