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アトピーを食事制限で治したいあなたへ

食事制限でアトピーを治すために何をするべきか?

食事制限で何を制限し何を減らすのか?

アトピー性皮膚炎改善講座-TOPアトピー体質を変える食事法アトピーを食事制限で治したいあなたへ

アトピーを食事制限で改善するには食品選びや料理の仕方、食べ方が決め手です。

ピザ

アトピーを食事制限で治したい人へ

食事制限は肌のターンオーバーを促進する食材を取り入れることでアトピー治しに効果を発揮します。

上手くいかないのは盲点があるからです。

野菜や果物が美肌に良いと思いがちです。ですが、仮性アレルゲン含有の「灰汁(あく)の強い野菜」や、「生野菜のサラダ」「柑橘類の果物」は痒みを悪化させます。

血管が拡張する料理や飲酒、排毒作用が強い玄米は痒みを激化させたり、浸出液で悩むことになります。糖質は白米で摂ればよいです。

肉食をやめて和食中心が良いという考え方も盲点があります。肌の新陳代謝が停滞し、皮膚炎や色素沈着の治りが悪くなるからです。

魚も赤身や青い背の魚は消化に悪く胃に負担をかけます。推奨される乳酸菌やヨーグルトは腸内環境に有効ではなくアトピーに効果ありません。

以上の知識がない場合、「頑張って食事制限をしても治らない」辛い結果になります。さらに以下の解説で知識不足を補ってください。

アトピーと食事の関係における基本認識

「痒くて夜も眠れない」「身体を動かせないほど皮膚が切れて痛い」など症状が重篤の場合、食事制限は必要でしょう。

しかし、そうでない場合、神経質に食事制限に取り組むことはないでしょう。

基本認識として「食べ物はアトピーの原因ではない」ことを覚えておいてください。

現在、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーはまったく別物であることは皮膚科の医師の間では常識です。

どちらの症状も皮膚に現われます。しかし、食物アレルギーは急に発症して短時間で消えますが、アトピーは長期間、炎症と痒みが発症し続けるといった様相がそれぞれ違うのです。

そして、それぞれの原因も違う。つまり、食品はアトピーの直接的原因ではない。これも皮膚科医では常識になっています。

後述しますが、むしろ、皮膚のターンオーバーを考慮すれば食生活の中で取り入れた方が良い食品があるのです。

食べたい食べ物を制限し過ぎて我慢でストレスを抱えるのは好ましくないし、我慢からくるストレスと過食したことへの罪悪感は身体には悪化要因になりえます。

アトピーはアレルゲン(症状を起こす原因物質)を食べても治る時は治るのですから。

ただし前述で指摘した通り、「深夜まで痒みが激しくて眠れない」「動けない」など、状態が悪化している場合は「限定的な」食事制限をやった方がいいでしょう。

食事制限で避けるべき食品とは?

「全身の痒みが激しく夜も眠れない」「浸出液があふれ出る」など症状が重い場合、一定の範囲内で食事制限をしてください。

痒みを悪化させる食品を控えるのです。

では、アトピーが重篤の場合、制限すべき食品は以下の通りです。

  • 身体を一気に温める料理は避ける
  • 砂糖は避けるべし
  • 柑橘類の果物は要注意
  • 赤身や青い背の魚は避ける
  • 乳製品は食べない
  • 排毒が強い玄米は食べてはいけない
  • 灰汁の強い野菜は避ける
  • 生野菜のサラダは厳禁
  • カット野菜・化粧野菜はやめよう
  • 糖質を麺類・ケーキでとらない

それぞれ詳しく解説しますので読み進めてください。

身体を一気に温める料理は避ける

身体を一気に温める食品は控えましょう。あくまでも「一気に」です。

身体を一気に温めると血管が拡張し痒くなるからです。

よって、日本酒やビールといったアルコールは避けましょう。あとカレーなど香辛料が含まれたスパイスの効いた辛い食べ物も控えましょう。

香辛料を口にすると身体がほてります。さらに香辛料は時間が経過すれば身体を冷やすので、さらに要注意です。

また、湯気が立つお鍋料理。これは食卓の環境そのものが身体を温めるので顔などが痒くなります。

さらにお鍋料理にそえられる「ゆずポン酢」は痒みを起こします。

柑橘類のゆずは痒みの原因になります。

また、意外でしょうがお餅は血管を拡張させるので痒みを起こさせます。

(逆にステロイドは血管を収縮させて身体を冷やします。これが常態化する継続使用は避けたいです。詳しくはステロイドを塗り続ければやがて皮膚は薄くなり痒みがひどくなるを参考)

もちろん身体を冷やすよりも温める食品を摂取した方が健康に良いです。しかしすぐに身体が「ほてる」料理は痒みが起きやすくなります。

とはいえアイスなど冷たい食品は、かえって身体を温めほてらすので避けるべきです。

砂糖は避けるべし

砂糖が含有されているお菓子やジュースは痒みの原因です。

甘いものの食べ過ぎは皮膚の代謝を阻害する要因です。また砂糖は肌の「炎症」や「痒み」の原因のひとつです。

砂糖を焦がせば赤くなりますよね。熱を与えれば赤くなる砂糖を過剰に摂取すれば炎症をもたらします。

そして砂糖は痒みの原因。砂糖は肝臓で分解されると蟻酸になります。蟻酸は痒みをもたらす成分です。

蟻や蚊に噛まれたら痒くなりますよね? それはこの蟻酸が原因です。

砂糖を調理に使うなら和三盆がお薦めです。黒砂糖は白砂糖をバーナーで焦がしているだけの商品があるので要注意です。

もちろん飲酒やタバコは厳禁。ちなみに酒もタバコも砂糖が含まれています。

柑橘類の果物は要注意

果物には美容のイメージがありますが食べ過ぎは禁物。

たとえば柑橘類の果物は痒みを起こします。痒みがひどい時は避けるべきです。

柑橘類の果物には、みかん、オレンジ、グレープフルーツ、レモンがあります。

さらに南国産の果物は身体を冷やすので健康に良くありません。症状が重い人は食べないことです。

南国産の果物にパイナップル、ライチ、アセロラ、バナナ、マンゴ、パパイア、グアバなどがあります。

アセロラドリンクは肌を綺麗にするために飲まれていますが病人には不向きです。

また南国の果物はポストハーベストの問題があります。

栽培時の農薬だけでなく収穫後に散布される農薬は重い疾患にさらに多大な負担をかけるでしょう。

筆者である私にはバナナを食べて痒くなった経験があります。

食べるなら「りんご」くらいですね。

赤身や青い背の魚は避ける

魚を食べるなら青身や赤身の魚よりも、白身の魚の方が消化がいいのでお薦めの食べ方です。

魚は生魚ではなく焼き魚で食べましょう。焼いて大根おろしと一緒に頂きましょう。

なぜ大根おろしなのか。大根は動物性食品の消化を助けるからです。

大根おろしにはアミラーゼ(デンプン分解酵素)・プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)・リパーゼ(脂肪分解酵素)といった魚や肉の消化を助ける酵素が含まれています。

だから焼き魚には昔から大根おろしが添えられるわけです。

乳製品は食べない

乳製品は肌に良いと広告でサプリメントが販売されていますね。

腸内環境を整えて肌を綺麗するためにはヨーグルトを食べている人もいるでしょう。

しかし、乳酸菌をヨーグルトで摂取してもアトピーには効果はありません。

なぜならば成人の日本人は乳製品を分解する酵素を身体に備えていないからです。

乳製品を分解する酵素に乳糖があります。この乳糖は授乳期が終わった時期に日本人の身体からなくなるのです。

よって、ヨーグルトや牛乳は栄養食ではなく、あくまでも嗜好品です。食べても体内で栄養が吸収されないわけですから。

また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は胃液でほとんどが死滅するので腸にまで届きません。

乳酸菌サプリメントも不要です。善玉菌だけでは役に立たないからです。死菌や日和見菌などがあって善玉菌は機能するのです。死菌まで含有された健康食品は皆無です。

腸内環境を良くするならばヨーグルトなど乳製品ではなくて、納豆や醤油、味噌といった発酵食品で摂取することをおすすめします。

納豆や醤油、味噌には乳酸菌・納豆菌・酢酸菌・酵母菌だけでなく、酵素も合わせて摂取できる優れた食品です。

排毒が強い玄米は食べてはいけない

アトピー治しに玄米が推奨されるのは排毒作用が強いからです。

しかし、玄米の排毒作用のせいで強烈に痒くなります。

痒くなったり浸出液が噴き出す事態になるケースは珍しくありません。

そんな修行のような玄米療法ですが「すっきり治らない」「顔がなんとなく赤い」と、いくら実践しても完治できない人は多いです。

さらに、固い玄米はよく噛まないと腸を荒らしたり、便秘になったりと新たな困難が発生します。

固い玄米は一口に100回以上は噛むべきです。

そこまで噛むことが出来なければ白米を食べた方が無難です。

それでも「マクロビオティックや玄米食でアトピーは治るかも」と考える人もいるでしょう。

玄米食理論は江戸時代の食養生が起源です。もちろん江戸時代にアトピーはありませんでした。

おまけに自然豊かで食品添加物も農薬もありませんでした。

そんな時代背景が前提で成立している玄米食理論は現代社会では効力を発揮できないのです。アトピー治しに期待しない方がいいでしょう。

灰汁の強い野菜は避ける

灰汁(あく)の強い野菜は避けましょう。仮性アレルゲンが含まれるこれらの野菜は排毒作用があり痒みの原因になります。

灰汁の強い野菜として春野菜の菜の花や筍があります。

菜の花や筍料理を春に頂きますが、これには理由があります。

春は排毒の季節です。むしろ春に毒素を体外に出しておかないと夏場に辛くなります。

だから春に灰汁の強い菜の花や筍を食べるのです。

しかし、食べ過ぎると痒みで辛くなりますので食べ過ぎに要注意です。

他に灰汁が強くて痒みを起こす野菜には、ごぼう、茄子があります。

生野菜のサラダは厳禁

野菜の栄養、特にビタミン、ミネラルに加え、食物繊維やフィトケミカル、酵素は皮膚の修復に重要です。

しかし、野菜は生で食べてはいけません。

生野菜のサラダは身体を冷やします。東洋医学では「冷えは万病の元」です。

また、生野菜は消化が悪いのです。ですから食べるならば排泄の時間帯である午前中にしましょう。夜に食べると負担が重いからです。

生野菜にはビタミンや酵素など栄養素が豊富です。しかし、よく噛まないと栄養に変換されません。

野菜の栄養素はセルロースなど固い細胞壁に囲まれた細胞の中にあります。ですから、よく噛まないと栄養素は出てきません。

よく噛まないと野菜は単なる食物繊維であって、大便の量が増えるだけなのです。

まとめますと、野菜は煮物にするなど、熱を加えて食すること。加熱することで細胞壁を壊してビタミンや酵素を摂取しやすくするわけです。

味噌や納豆の発酵食品を合わせて献立を立てることで、より酵素を摂取することができますよね。

カット野菜・化粧野菜はやめよう

現代、野菜の栄養価は驚くほど低下しています。戦後まもない頃よりビタミン・ミネラル含有量は激減しているのです。

「日本食品標準成分表」(初版〜5訂)では1950年に「ホウレン草」のビタミンCは150mgありました。しかし、2005年には35mgに激減。

鉄分は13mg→2mg、

ビタミンAは8000mg→700mgに激減しているのです。

「にんじん」のビタミンAは13500mgが500mgに激減。

ホウレン草の根っこの赤い部分。これが鉄分を含んでいる部位ですが、今のホウレン草の根っこは赤くないですよね?

昔の野菜って苦くて、繊維が固くて食べづらかったです。レンコンも粘り気があって食べたら糸が引きました。

今では食べやすさ優先で野菜は品種改良されています。

化学肥料や農薬の多用による土壌汚染、旬を無視したビニール栽培や促成栽培が当たり前になっています。

こうして栄養価は激減したのです。

だから肉を減らして和食にしてもアトピー治癒に効果がないのは当然です。

スムージーなどサラダをふんだんに食べても「治るきざしが見えない」のも理解できます。

さて、野菜の選び方ですが、スーパーのカット野菜は調理から時間が経過しているので酸化が懸念されます。

また消毒液が使用されているようなので危険です。

また綺麗なだけの化粧野菜も栄養素は低いです。

野菜はできるだけ低農薬の有機栽培で、かつ旬のものを食べることです。

糖質を麺類・ケーキでとらない

ある50歳代のアトピーの女性の方。先日、私に相談に来られました。2年間、肉食だけだったそうです。

でも、アトピーは治らない。

その方はある講師から「人間は肉食動物だ」と教えられ「肉を食べなさい」と指導されたそうです。

私はこの稚拙なレクチャーに驚きました。まず人間は肉食動物ではありません。雑食です。もし人が肉食動物ならば犬歯がブルドックみたいに発達しているはずです。

歯の種類を見れば人間は何をどのような割合で食べるべきか分かります。

一番、歯の本数で多いのは臼歯。これは穀物をすりつぶす歯です。

次に多いのが前歯。これは野菜を噛み切る役目があります。

そして、4本しかない犬歯。これは肉を食いちぎるため。

この歯の数で人間の主な食は穀物だと分かります。

肉は少なくて良いのです。

つまり、一時、流行した糖質制限は不自然なのです。最近では説そのものが否定されています。

糖質は最大のエネルギー源。これを省いて肉で補うのは困難。ですから、糖質は摂取していいのです。

しかし糖質でもチョコレートやアイス、麺類やケーキ、パンといった小麦(粉食)で摂取するのではありません。

糖質は白米(粒食)で摂取してください。同じ糖質でも粒食の方が分子が大きいのでゆっくり消化されるからです。

日常の献立の中心は白米にして、お惣菜を少なく食べるのがベストなのです。

食事制限に肌のターンオーバーを促進する食材を少しだけプラスする

今まで「避けるべき事例」を述べてきました。あなたの症状に合わせて、どこまで避けるかを決めてくださいね。

さて、ここからはまったく別の観点を提示します。

あまり情報として広まっていない知識を今から述べます。

減らすこと、省くことは食事制限のポイントです。

しかし、一方で皮膚のターンオーバーを促進する食品を少しは加えてください。

さて、皮膚のターンオーバーについてご存知でしょうか?

ターンオーバーとは「皮膚細胞の生まれ変わり」であり肌の新陳代謝のことです。

皮膚の生まれ変わりの時期は年齢で差がありますが短くて23日周期で生まれ変わります。加齢により期間は長くなります。

皮膚の一番下には皮膚をつくる生産工場みたいなものがあって、そこでつくられた皮膚が上に上に押しあがっていって、古い皮膚はアカやフケとして剥がれ落ちることで肌の表面が新しくなるわけです。

このターンオーバーが機能していれば、あなたのアトピーや色素沈着はやがてなくなるわけです。

このターンオーバーを促進させる栄養素が必須アミノ酸といいます。

しかし、この必須アミノ酸は体内で産生・合成できず食品からでないと摂取できないのです。

必須アミノ酸の栄養素にバリン・イソロイシン・ロイシン・メチオニン・リジン(リシン)・フェニルアラニン・トリプトファン・スレオニン(トレオニン)・ヒスチジンがあります。

これらの名前を覚えなくてもいいですよ。次に示す食材を知るだけでいいです。

肌のターンオーバーを促進する必須アミノ酸が含まれる主な食材

【注意】これらの食品を治したい一心に大量に食べることはやめてください。アトピーは胃が弱っていますから、食べる時は少ない量で、よく噛んで食べること。(1口50〜100回以上は噛むことが条件です)

クロマグロ/牛・豚レバー/豆腐/豚ロース赤身/鶏卵/カツオ/鶏むね肉/マアジ/まいわし

これら食材は調理法に工夫してください。

炎症の原因でもある油脂、サラダ油で揚げないで、焼いたり煮たりして食べることをお薦めします。

ここで「なんだ、肉を食べてもいいのだ」と拍子抜けされたかも知れませんね。

そして先ほど「白米中心でお惣菜は少し」をお薦めしました。

ここで気づかれましたか?

そうです。

特別、アトピーのための食事メニューなんてないのです。

ただ、症状の重さに従って「避けるべき食品」を減らしていけばいいのです。

肉も少量でよく噛めば害毒も減るのです。

しかしながら「食事制限しても治らない」といった悩ましい現実があります。それは、繰り返しいっていますが食べ物だけが「犯人」ではないからです。では、どうするか? 次の章をお読みください。

食事制限で改善しないのはなぜか?

ここまで読まれてあなたはこう思ったことでしょう。

「食事が原因でなければ、どうすれば治るの?」

「特別な食事をしなくてもいいのか」

「ならば、どうすればいいのか?」

私があなたに懸念しているのは、ずっと食事に気を使う生活でストレスを感じたり、

また、激しく再発してステロイドに戻ることです。

それはそうだとしても......

「食べたいものを食べてもアトピーが出ない人がいるじゃないの!」

「食べたい物を我慢しているのに! なぜ治らないの!」

と、思っておられるでしょう。

そうです。あなたの心と脳の認識に変化なければ、いくら食生活の改善をしても治らないのです。

私は食事改善をして完治したのではありません。では、「あなた」と「わたし」の違いはなんでしょうか?

そこに、なんの「ちがい」があるのでしょうか?

断言しましょう。

「そこ」を知らなければ何をやっても苦労することになります。

いいですか?

やはり、あなたは、

アトピーの本質を学ぶべき。

食事制限はしょせん対処的な方法です。食べ物に原因はないのですから。

対処的な方法ばかりやっていたら確実に炎症と痒みは難治化します。

だから結果、薬物療法から抜け出せなくなる。

だったら、あなたは根本的な解決をしていく目的で「完治できたわたし」と「あなたの違い」を知るべきです。

あなたは「あなたのアトピーの認識」を書き換えずして現状を変えようと思うなかれ。

では次のページアトピーの原因と克服のメカニズムを読んで本質を学び根本的解決に向かっていきましょう!

アトピー解放心理セラピスト/ワタナベ勲のサイト

「何をやってもアトピーが治らなかったけどワタナベさんに出会って本当に良かったです」といつも言ってもらえています。

こちらは何をやってもうまくいかないあなたのためのサイトです。