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大人アトピーが食事で改善する方法とは?何を食べると良いのか?

大人になって急にアトピーになる方が増えています。

子どもに多かったアトピーですが、成人になっても治らないケースは珍しくありません。

大人のアトピーの場合、子どもと同じ対策をするのは効果的ではありません。

成人型アトピーではアレルギー食品を除去対策はあまり効果ないのです。

まず、「大人のアトピー」と「子どものアトピー」は見た目は同じでも原因が違います。

子どものアトピーの原因には食べ物があります。子どもは食物アレルギーになりやすいわけです。

しかし、大人のアトピーは食べ物が原因であるとは考えにくいのです。

「大人になってアトピーになった」

「子どもの時に発症していたけど、急に結婚、出産後にアトピーが再発した」

といった、成人アトピーの方の場合、症状の原因で食べ物は重大ではありません。

アレルギーには特定の原因物質(アレルギー食品など)があります。

しかし、アトピーには原因となる物質がないのです。

ですから、大人のアトピーでは過度に食事に気をつける必要はありません。ある程度の気づかいで十分です。

そうはいっても、皮膚は人体最大の排泄器官であり、食物の毒素が皮膚に排泄されて皮膚炎になることから、食事は無視できません。

肌の新陳代謝を促す栄養素を摂る必要もあるからです。

皮膚の新陳代謝とは「ターンオーバー」といわれていて若い方で24日周期で肌が生まれ変わるのです。

ですからターンオーバーに関与する栄養素「必須アミノ酸」をある程度は食べるようにしましょう。

大人アトピーを治す食事改善3原則

  1. 食べ過ぎるのをやめる
  2. 正しい食べ物・調理・食べ方を実践する
  3. 肌の新陳代謝を促す栄養素を含む食事をする

1の「食べ過ぎるのをやめる」については、次のページ、

アトピーを食事制限で治す方法とは?除去する食品とは?

をお読みください。

では、このページでは2の「正しい食べ物・調理・食べ方」

3の「肌の新陳代謝を促す栄養素を含む食事をする」

について解説します。つまり、

大人のアトピーは何を積極的に食べていくか? どんな食品が皮膚炎の改善に効果的か? について学んでいきましょう。

日常の食事では、まず食べ過ぎない、そして不足している必要な栄養素は摂取していくこと。

肌をつくるのは栄養です。食事制限だけではなく、必要な栄養素の摂取は必要です。

まずは、「正しい食物」「正しい調理」「正しい食べ方」といった食事改善の基礎知識をお伝えします。

忙しい毎日だからこそ気をつけたい食生活の基礎知識

お仕事が忙しくてコンビニ食で済ますこともあるでしょう。

できれば、食生活で気をつけたい3点

  1. 「正しい食物を摂る」
  2. 「正しい調理をする」
  3. 「正しい食べ方をする」

を知って、できる範囲で実践してください。

「正しい食物」を摂る

まず、できるだけ無農薬、無化学肥料、無添加といった正しい食物を食べましょう。

「葉っぱが虫に食われていたり、虫の幼虫がついている」のは無農薬の野菜と考えるのは大間違いです。

本当の無農薬の野菜には虫がつきません。

野菜本来には害虫に食われないために寄せ付けない成分を出しているからです。

オーガニックの野菜で虫が食われていたら、それは本物ではありません。

「正しい調理」をする

盲点なのが調味料選びです。

調理をする際は、化学調味料を使わず、自然塩や古式醸造の味噌や塩を使いましょう。

時間があれば化学調味料ではなく昆布や鰹節からダシをとるようにしたいですね。

塩ですが痒みが強い場合、薄味にしましょう。塩分は痒みの原因となるからです。

和食の献立で欠かせない醤油ですが、安価な商品はカラメル色素で色づけされています。

醤油は一度買うと長く使用します。だから、高額でも古式製造の醤油を使用したいです。

醤油の成分表示この写真はある「こいくちしょうゆ(本醸造)」の成分表示です。

脱脂加工大豆が原材料の中で一番多いですね。これは醤油の本道ではありません。

カラメル色素と書かれていれば、人工的に着色した醤油といえます。

豆腐は良質なタンパク質であって食べて欲しいのですが、豆腐は国産大豆で、にがりも酸化マグネシウムといった化学的なものよりも、自然由来のにがりを使用しているものがお薦めです。

梅もはちみつが入っているものは良くありません。

必ず添加物や防腐剤、化学調味料(PH調整剤など)が入っていないものを選ぶべきです。

スーパーのお惣菜を買うこともあるでしょう。

お惣菜の煮物も必ず成分表示を見て買うことです。

以下は高野豆腐の煮物です。

お惣菜成分表示

たくさんの添加物が入っていることがわかりますね。

添加物や合成調味料・防腐剤を1日に何品も食べると、アトピーの身ではより負担になります。

アトピーの食事改善において、油で揚げるといった調理はできるだけ減らしましょう。

煮る焼く蒸すといった調理がいいでしょう。

野菜も身体を冷やす生野菜(サラダ)ではなく、煮たりすることで温野菜として摂取しましょう。

「正しい食べ方」を知って実践しましょう

病気治しの基本は胃をいたわることです。

ですから、1口に最低50回以上は噛みましょう。

よく噛む効用に唾液で食べ物をからめて胃液から守ることができます。また毒消しにもなります。

肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する食べ物を食べる

アトピー肌を生まれ変わらせる食べ物を少しは食べましょう。

皮膚は新しく生まれ変わります。だから、火傷も時間が経てば自然と消えます。

これは肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の仕組みがあるためです。

肌の皮下組織には栄養たっぷりの血液が流れています。そこでは肌の製造工場みたいなものがあるのです。

そこでつくられた新しい肌が上に向かって上がるにつれ、表皮や角質層の古い皮膚細胞はアカとなって剥がれていきます。そして皮膚が新しく生まれ変わるのです。

ターンオーバーは若い方で24日周期におきます。約1か月で皮膚は再生するわけです。

そのためには、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーを促進する食品を少量、献立メニューに加えてください。

このターンオーバーが機能していれば、あなたのアトピーの炎症や色素沈着はやがてなくなるはずです。

このターンオーバーを促進させる栄養素のことを必須アミノ酸といいます。

しかし、

この必須アミノ酸は体内で産生・合成できません。食品からでないと摂取できないのです。

必須アミノ酸の栄養素には「バリン・イソロイシン・ロイシン・メチオニン・リジン(リシン)・フェニルアラニン・トリプトファン・スレオニン(トレオニン)・ヒスチジン」があります。

では必須アミノ酸を含む食材は何でしょうか?

ターンオーバー促進に関与する必須アミノ酸含有食材

【必須アミノ酸が含まれる食材】は以下の通りです。

クロマグロ/牛・豚レバー/豆腐/豚ロース赤身/鶏卵/カツオ/鶏胸肉/マアジ/まいわし

これら食材は調理法に工夫してください。

これらの食品を炎症の原因でもある油脂、サラダ油で揚げないで、なるべく焼いたり煮たり蒸したりして食べることをお薦めします。

これらの食品を治したい一心に大量に食べることはやめてください。

アトピーは胃が弱っていますから、肉類を食べる時は少ない量で、よく噛んで食べること。(1口50~100回以上は噛むことが条件です)

『鶏胸肉を使った夕食レシピ』

必須アミノ酸を含み免疫を正常化するビタミンB6が豊富な鶏胸肉と、抗酸化ビタミン含有のブロッコリーを使った料理です。

ブロッコリーと鶏肉のコーンチャウダー

●材料4人分

ブロッコリー......1株(240g)

鶏胸肉......1枚(200g)

コーンクリーム缶(220g)

玉ねぎ......2分1個(90g)

にんじん......小半分(60g)

じゃがいも......2個(300g)

牛乳......2カップ

クラッカー......10枚(36g)

にんにく(みじん切り)......1片分

油・バター......各大さじ1

A(固形スープの素1個 水1カップ ローリエ1枚)

塩・こしょう少々

●作り方

1 ブロッコリーは小房に分け、軸は固い所を除いて食べやすく切る。

耐熱容器に入れてラップをふんわりかけて電子レンジで2分半加熱する。

2 鶏肉はひと口大のそぎ切りにし、塩・こしょう少々ふる。

玉ねぎは1cm角、にんじんは半月切り、じゃがいもは3cm角に切る。

3 クラッカーは砕いて牛乳をかけておく。

4 鍋ににんにく、油、バターを入れて火にかけ、2の玉ねぎを透き通るまで炒めて鶏肉を炒め合わせ、にんじん、じゃがいも、Aを加えて煮る。

5 野菜が柔らかくなったら、3とコーンクリーム缶を加えて、1のブロッコリーを加えてひと煮して、器に盛って出来上がり。

まとめ そして、食事以外で気をつけるべきことは?

大人のアトピーは過度に食事に気をつける必要はありません。

好きな食べ物を我慢し過ぎてストレスをためるのは身体に良くありません。

迷ったら「よく噛んで食べる」を心がけましょう。

そして、食事以外で気をつける原因についてですが、

次のリンクのページ、アトピーの原因と完治のメカニズムを読んでください。

ちなみに私はアトピーを治した時、食事に気をつけることはまったくなかったのです。

左側が顔にアトピーがあった当時、右側が治った後の写真

今では右側のようにすっかり元気です。

ですから、一生懸命になり過ぎることなく、愉しく食事をしてください。

文責/NPO法人 日本成人病予防協会会員 健康管理士 渡辺勲